解説者になれるのはほんの一握り

プロ野球を引退した後、すんなりと新しい仕事に就ける人は少ないです。指導者と解説者にはなれるというイメージがありますが、実際には厳しいです。

というのは、どちらも枠が限られているからです。たとえば、解説の仕事が求められるのは、テレビ、ラジオ、新聞といったメディアです。

当然、これらのメディアには既に専属解説者がいるので、よほどの実績がない限り、すんなりと解説者として迎えられることはないのです。ただ、そこそこの実績でもプロ野球引退後に解説の仕事を出来る人はいます。

こういう人たちには特徴があり、たとえばキャラクターとして面白い、人気球団に在籍していたなどして知名度が高い、ルックスがいいなどです。

解説の仕事を長く続けると、選手時代よりも知名度が上がることも少なくなく、その場合、客を呼べる人間という評価をされて指導者として招かれる場合もあります。

また、キャラクターが評価されてタレント活動が忙しくなったり、知名度が評価されて政治家になる場合もあります。